警察官のあれこれ
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警察官は病むって本当? 病む3つの原因・辞めたあとの選択肢など解説!

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この記事で解決するあなたのお悩み
  • 警察官が病むって本当?
  • 警察官になってもやっていけるか不安
  • 実際に辞めた人はどうなっているの?

警察官は厳しい環境だから病んでしまうのか、実際に警察官を経験している人から聞いてみたいですよね。

ぽり
ぽり

そこで、実際に警察官を7年経験したぽりが解説していくよ!

この記事を読んでわかること
  • 警察官が病んでしまう原因
  • 私の周りで実際に病んでしまった警察官の事例
  • 警察官を辞めたあとの人生

特に、「警察官になりたいけど病んだりしないかな?不安だなぁ」と思っている方は、ぜひご覧ください。

ぽり
ぽり

これから警察官を目指している人も、自分は警察官として続けられるか不安なこともあるよね。

この記事ではその不安を解消できる内容になっているよ

この記事を書いた人
  • Fラン卒で、4つの警察の1次試験にすべて合格
  • 公務員試験(某都道府県警察)に最終合格
  • 警察官として約7年間勤務経験あり(20代で巡査部長に昇任)
ぽり
ぽり
警察官を目指す
あなたの応援団長
Profile
警察官の仕事に誇りがある元警察官👮
大卒で警察官採用試験に合格→無事に警察学校卒業→交番/パトカー/機動隊を経験→20代で巡査部長に昇任。
警察官になりたい人の応援団長🚔 
『試験に合格するための秘訣』を発信中。

警察官が病む3つの原因

実際に私が警察官を経験した上で、警察官が病んでしまう原因を3つご紹介します。

ぽり
ぽり

病む原因はそれぞれ人によって違うので、あくまで私の経験談ベースでお話していきます。

原因①:職場内の人間関係

周りで病んでいた方は、ほとんどが「職場内の人間関係」が原因でした。

私ももちろんきついと感じることもありました。

有名な「嫌われる勇気」でも「すべての悩みの根本は、他者との関係にある」と言われていますね。

警察という組織は、階級の縦社会が基本であるがゆえ、なかなかきついこともあります。

ぽり
ぽり

ここでは、きつかった具体例を紹介するよ

課長がパワハラ

警察学校卒業後に配属されたら、まずは交番でおまわりさんをします。

その交番を担当する部署を地域課といいます。

1年ほど経ったとき、地域課長が異動になり、新しい地域課長がきました。

その課長は、前にいた所属でその課長の部下が拳銃自殺をしており、「この人大丈夫か?」と部署内でも噂になっていました。

最初の3ヶ月ほどはおとなしい方だったのですが、どんどんやばくなっていきます。

部下から提出された書類を投げ捨てる

私はその現場にいたわけではありませんが、以下のようなやりとりがあったそうです。

課長、書類の確認をお願いいたします

なんだこれは! 

書類を投げ捨てたそうです。

こんなことされたら、普通に病んじゃいますよね。

この課長の行動を誰かが人事に報告し、数週間は大人しくなっていました。

ただ、数週間経つとまたいつもどおりパワハラをしてましたね。

人事とは、警察の警察と言われて、職員の不祥事などを発見・対処する部署です。

原因②:不規則な勤務による生活リズムの崩れ

警察官は夜勤があるので、不規則な生活リズムで体内時計を崩しやすいです。

実際に、夜勤やシフトワークを行う人は日勤のみの人と比べてうつ症状のリスクが約33%高いと言われています。

参考:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6775929/

ぽり
ぽり

夜勤をやったことがある人ならわかると思うんだけど、夜勤じゃないの日中でもぼーっとするよね

警察官のときに地元に帰ったときも、母から顔色悪いけど大丈夫?って心配されました。

原因③:仕事の特殊性

警察官の仕事は特殊なことから、病む原因にもなります。

  • 震災のときの救助活動によるPTSD
  • ご遺体を初めて対応するときの驚き
  • 普段出会わない変わった方々の対応

とくに地域警察官(おまわりさん)をしていると、普段出会わないような頭がおかしい人達を相手にします。

負の感情がすごい人達っていうんですかね。。。

この人たちを相手にすることで、自分も負の感情に押しつぶされそうになることもあります。

ぽり
ぽり

私の経験上、病んでしまった方々の9割以上は、職場内の人間関係が原因というイメージだね

実際に病んでしまった警察官の2つの事例

私の周りにも、実際に病んでしまった警察官がいました。

その事例を2つお伝えします。

事例①:機動隊のときの上司

私が機動隊のときに、自分の直属ではないですが、お世話になった上司がいました。

ぽり
ぽり

その上司が本部に異動したんだけど、本部の方で自ら命を落としちゃったんだよね

首吊りだったそうです。

原因はやはり人間関係でした。

パワハラに悩んだ

その命を落とした方の上司がなかなかのパワハラ気質だったようで、毎日必要以上の叱責を受けていたそうです。

30代後半で警部補になっていた方なので、もちろん優秀な方だったんですよ。

最終的には、パワハラをしていたお偉いさんは何事も処分を受けることはなく、内々で対応されたようです。

ぽり
ぽり

かなりお世話になったから、自ら命を落としたと聞いたときは結構ショックだったよ

お子さんも2人いたようだったから、家族のことを気にかけられないほど追いやられてたってことだよね

事例②:卒業配置先の先輩

卒業配置先(警察学校を卒業して初めて配属される警察署)の先輩の話です。

この方は機動隊に異動されました。

それから大体2〜3ヶ月ほど経ったときだったと思います。

同期からこんな話をされました。

ぽり! Aさん(先輩)の話聞いた?

ぽり
ぽり

え、なにが?なんにも聞いてないよ

首吊って自殺しちゃったんだって

機動隊の寮で・・・

ぽり
ぽり

え、マジ? え、なんで?

理由ははっきりわからないみたい

ただ、首吊る1週間くらい前に車で事故起こしちゃったらしいんだけど、逃げたらしくてさ

もちろんバレるよね

ぽり
ぽり

うん、それで?

その事故についての聞き取りの当日に首吊っちゃったらしくてさ

ぽり
ぽり

いやぁ〜、そっか

職場環境の特殊性

この会話は昨日のことのように覚えています。

当時その先輩は22歳くらいだったと思います。

機動隊に入ってばかりだと、新隊員といってなかなか厳しい環境に置かれるんですよね。

  • 先輩隊員から理不尽にキレられる
  • 雑務はすべて新隊員がおこなう
  • 何をやっても怒られる
ぽり
ぽり

こんな状況だったら、失敗を正直に言えない環境ってわかるよね

そりゃぁ悩んでしまうよね

この他にも以下のような方々がいました。

  • 機動隊で先輩から理不尽なことをされて休職していた20代巡査
  • 職場の人間関係で原因で休職を取っていた50代警部補
  • 職場の人間関係が原因で、朝スーツを着ようとしてたけど体が動かなくなり、そこから休職をした30代の方
ぽり
ぽり

部署、上司によって厳しいところもあるし、優しいところもあるから、警察すべてがきついってわけじゃないからね

警察官の離職率等の調査データ

それでは、警察官の離職率はどうなの?と思いますよね。

ぽり
ぽり

ここでは実際にデータを見ていこう!

年齢層離職者数(人)総数に対する割合
25歳未満1,407約48.7%
25〜30歳未満581約20.1%
30〜35歳未満299約10.4%
35〜40歳未満188約6.5%
40〜46歳未満121約4.2%
46〜50歳未満74約2.6%

引用:もーやん.com 転職道.com

警察官の離職率は年齢が若いほど高く、特に25歳未満の若手警察官の離職率が高い傾向にあることがわかります。

ぽり
ぽり

これは警察学校がきつかったり、卒業配置先で雑務がしんどくて大変という背景があると予想されますね。

警察組織はメンタルヘルス対策をしている?しているが形式的な部分あり

警察組織は、メンタルヘルス対策をしています。

ただ、実情は形式的ではあります。

  1. 半年に1回メンタルヘルスチェックがある
  2. パソコンでどんどん質問に答えていく(仕事は苦しいですか?などの質問)
  3. ストレス度合いを計る
  4. ストレス度合いが高いと、休みの日に本部へ行かなければならない
  5. 本部で専門家からカウンセリングされる

ストレス度が高いと診断されると、休日にわざわざ本部に行ってカウンセリングに行かないといけないんですよね。

だったら、うそついてでも「自分は健康です!」と診断された方が後々楽っていう実態があります。

警察官として限界を感じたときの3つの選択肢

「自分が警察官として限界を感じたときはどうしよう」と心配になりますよね。

ここで、限界を感じたときにやるべきことをお伝えします。

選択肢①:上司に相談する

まずは上司に相談しましょう。

もし、相談の原因が上司だったら、他の管理職の方に相談するべきです。

限界を感じたら、まずは話しやすい同期でも誰でもいいので、気を許せる人に話してみましょう。

ぽり
ぽり

自分の命が1番大事だよ 

周りの目を気にする必要は一切なし

選択肢②:休職する

上司に相談したら、まずは休職を勧められると思います。

はい、思う存分休職しましょう!

ここでこんなことを思う人がいます。

自分が休職したら職場に迷惑をかけるんじゃないかな?

周りから変な目で見られないかな・・・

はい、そんなこと気にしてる場合じゃないです!

ぽり
ぽり

まずは自分が大事!

限界を感じたら、ゆっくりしてもOK!

まずは休職して心を休ませよう!

選択肢③:退職する

警察官に限界を感じたら、退職も選択肢の1つ。

退職ってハードル高いんじゃない? 

せっかく警察官になったのに

と思うかたもいるかもしれません。

ただ、私自身もそうですが、私の周りでも辞めた人を10人以上は知っています。

全員、楽しそうに生きています。

ぽり
ぽり

実際に私も楽しく生きてるからね!

教養で不祥事防止ビデオを見るが

警察官になると、定期的に不祥事防止のための教養ビデオを見るんです。

その教養ビデオでは、警察官をやめたら家族が路頭に迷って人生やばくなるっていう内容です。

ぽり
ぽり

ただ、警察官をやめたところで路頭に迷わないから大丈夫だよ

実際に私も路頭に迷ってないからね笑

警察官を辞めたあとはどうなる? 体験談からの4つの選択肢

それでは、警察官を辞めたあとは、どのような選択肢で生きていくことになるのか、4つの選択肢を主に解説していきます。

実際に、私の体験談も入れながらお伝えしていきます。

選択肢①:フリーランスになる

ぽり
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この画像は、実際に私がフリーランスとして石垣島で仕事をしていたときに撮った写真だよ

私はフリーランスになるという選択肢を取りました。

フリーランスとは、会社などに所属せず、自分のスキルや知識を活かして仕事を請け負う働き方のことです。

警察官からフリーランスになれるの?って思いますよね。

私が実際にフリーランスになっているので、結論フリーランスになれます。

フリーランスになる方法などここでは割愛しますが、働き方は無限にあるんですよね。

フリーランスの仕事例
  • Uber Eats(ウーバーイーツ)で働く
  • ライターとして請負で仕事をする
  • せどり・物販をする
ぽり
ぽり

ぼくは警察官を辞めたあとは、アルバイトを転々としながら、今は場所に縛られずにフリーランスで活動しているんだ

個人的にフリーランスとして活動している記事もあるので、ぜひ見てみてね。

収入も辞めたらなんとでも稼げるから、警察官を辞めたからって悲観的になる必要はまったくないですね

選択肢②:アルバイト等で悠々自適に暮らす

ぽり
ぽり

この画像は、実際にゴルフ場でリゾートバイトをしていたときに撮った写真だよ

警察官を辞めた後に、アルバイトで暮らしている友人も何人かいます。

個人的におすすめなのは、リゾートバイトですね。

私も実際にリゾートバイトをしました。

リゾートバイト例

  • 沖縄の離島でゴルフ場の接客スタッフをする
  • 軽井沢でゴルフ場のコース整備をする
  • 三重県でプール監視員をやる
ぽり
ぽり

リゾートバイトは本当に楽しかったよ!

選択肢③:民間企業に就職する

私の周りでも民間企業に就職し、バリバリで働いている方もいます。

  • インフラ関連の営業職
  • 税理士事務所の事務職
  • ホテルのフロントスタッフ
ぽり
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これらは元警察官の方が実際に民間企業で正社員になって働いてるよ

選択肢④:他の公務員になる

警察官を辞めて、警察官ではない公務員をしている方もいます。

ぽり
ぽり

私が実際に知っている事例では、「警察官→市役所職員」というパターンだね

ただ、色々な事例を聞きます。

  • 警察官→市役所職員
  • 警察官→消防士
  • 警察官→自衛隊

警察官を辞めても、色々な働き方があるってことがわかるよね。

「警察官 病む」に関するよくある質問4選

Q & A

それでは、「警察官が病む」に関するよくある質問にお答えしていきます。

質問①:警察官で大変なことってなに?

警察官で大変なことは、こんなことがあります。

  • 職場での人間関係
  • 普段出会わないような人たちと接する
  • 交通違反者への対応

警察官で大変なことについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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警察官の大変なこと6選を元警察官が解説【リアルな実体験】
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質問②:警察官のやりがいや魅力はどんなところ?

警察官のやりがいや魅力は、以下のとおりです。

  • 福利厚生がしっかりしている
  • 感謝されることが多々ある
  • 普通に生きていれば経験できないことができる

暴力団事務所のガサ入れなどは、なかなか経験できないことです。

ぽり
ぽり

普通の人が経験できないことを経験できるのは、本当におもしろいなぁと思いましたね。

警察官のやりがいや魅力について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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質問③:警察官になるにはどうしたらいい?

警察官になるには、ざっくりと以下のイメージです。

  • 公務員試験(警察官採用試験)に向けて勉強する
  • 警察官採用試験に合格する
  • 警察学校に入校(各都道府県ごと)
  • 警察学校卒業後に、各警察署に配属

警察学校に入校した時点で、巡査として警察官として拝命になります。

ただ、実際に警察官になったな〜と思うのは、警察学校卒業後に各警察署に配属されてからですね。

警察官になるまでの流れを解説している記事があるので、ぜひご覧ください。

あわせて読みたい
【元警察官が解説】警察官になるまでの流れを徹底解説!
【元警察官が解説】警察官になるまでの流れを徹底解説!

質問④:警察官はつらいけど辞められないしどうするべき?

警察官になって、本当に苦しくなったら以下の選択肢を検討しましょう。

  • 上司に相談する
  • 休職する
  • 退職する

まとめ:警察官は病んでも大丈夫 選択肢は無限大

まとめ ぽりぽりす
この記事のまとめ
  • 警察官が病む事例の9割は職場内の人間関係というイメージ
  • 病んで仕事を辞めたとしても大丈夫
  • 実際に病む人がいるというのが現実にある

警察官って病むの?という疑問について解説してきました。

すべてが実体験なので、リアルに感じられたんじゃないかなと思います。

病んだところで、人生が終わるわけではないので、全然大丈夫です!

病むかどうかは不安に思っていても仕方ないことなので、まずは全力で警察官になれるように対策する必要があります。

警察官になるためには、警察官採用試験に受けて合格しなければなりません。

ぽり
ぽり

警察官を目指すのであれば、採用試験に向けて準備していこうね!

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